嵐越え生きること知る蜻蛉かな

2013.10.17.Thu.06:56
嵐越え生きること知る蜻蛉かな(季語:蜻蛉)

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十年に一度の規模の台風が大きな爪痕を残して去ってゆきました。
被害に遭われた方が一日も早く元の生活に戻れるよう願ってやみません。

私の住む我孫子は交通の混乱以外幸い軽傷ですんだようです。
台風が過ぎ去り、暴風圏外となると晴れ間も覗くおだやかな天気と
なりました。普段より多くの蜻蛉が庭を飛び交っている光景がいやに
印象的で、まるで生き延びた事を確かめあって喜んでいるようでもありました。
でも素直に死地を脱して嬉しいだけとは思えません。
少し寿命が延びただけということをおそらく彼らも知っていることでしょう。
知っていて余生を精一杯生き、子孫を残す使命を果たす、そして悔いなく
死んでゆく・・・。私達が簡単にはその境地に達する事が出来ず、実践も
ままならないことをやってのける、これを「本能」とかいう都合のよい
生物用語だけで片付けて欲しくありません。彼らには彼らの生への覚悟が
あるのだと、考えずにはいられないのです。
そんな思いを、今日の句に込めました。


蜻蛉の画像はフリー素材サーチから頂きました。

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