こゑ知らぬ祖父母眠るや秋の山

2013.10.27.Sun.05:00
こゑ知らぬ祖父母眠るや秋の山(季語:秋の山)

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ちょうど一週間前、法事にて広島を訪れておりました。
その疲れで少々体調を崩し、一週間近くを棒に振ってしまいましたが
私にとって広島訪問は大変有意義なものになりました。
なによりも初めて実の祖父のお墓参りが出来たのですから。
祖父は終戦後間もなく疫病で亡くなり、写真で顔を見た事しか
ありません。その墓参をすることは父の死後私の悲願となっていました。
が、今回はそれ以上の体験をすることが出来たのです。

広島駅から車で北に向かうこと数十分、四方を山で囲まれ、柿の木が
ほうぼうに植えられた片田舎のちょっとした高台にそのお墓はありました。
行って知ったことですが、祖父だけでなく、父たちが終戦直前に
フィリピンから逃げ帰る際に、米軍の掃討作戦で犠牲となった
祖母や父の兄弟たちの分も、お骨はなかったものの墓碑に名が刻まれていました。
いつも家の仏壇から声をかけるだけだった父の亡き家族と出会えて
感無量のひとときでした。
こんな時哀悼の句や詩をすらすらと唱えられたら良いと思うのですが
ただ冥福をお祈りするばかりで、その場をあとにするしかなかったのが
残念でありました。
今まで私を見守っているのは父だけと思っていましたが、祖父母、叔父・・・
私は多くの方の助けで生かされていると、墓参を境に身がひきしまる
感があります。
改めて一日一日を大切に生きねばと思う次第です。


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コメント
No title
こんばんは。
良いお話を読ませていただきました。
お参りできて本当に良かったですね。
私の実家のお墓も先祖代々のものなので、
私の生まれる直前に亡くなった祖父や懐かしい祖母の他、
5~6歳で病死した父の弟妹(生きていれば私の叔父や叔母ですね)や
江戸時代までさかのぼった昔風の名前のご先祖さままで、
会ったこともないのに繋がりというものをいつもはっきりと感じます。
かつては父も母もこのお墓にお参りし、今はお墓の中に。
やがては私たちもそうなるでしょう。
本当に探花さんのおっしゃる通り、生かされているという気持ちを大切に、
精一杯生きていきたいですね♪
雪うさぎさん
おはようございます!!
最新記事を予約投稿で更新したため、お返事より記事の更新が先に
なってしまいごめんなさい。
雪うさぎさんのご実家のお墓もたくさんの方が眠っていらっしゃる
のですね。江戸時代までさかのぼれるなんですごいです。
なにより、会えなかったおじい様や叔父様や叔母様にも思いを馳せる
ことができるし、懐かしいお父様お母様、それにおばあ様とも
お墓で会う事が出来る、素晴らしい事だと思います。
私もおそらく実家の墓に入る事になると思うので
子孫の誰かが少しでも私の事を考えて御参りをしてくれたら
とても嬉しいですね。
最近はなにかあると亡き父が、先祖のどなたかが守ってくれたのだ、
ツキをくれたのだと思うことにしています。
宗教うんぬんではなく、優しい気分になれます。
そして見守られている分も一生懸命生きなければなりませんね。
コメントほんとうにありがとうございました。嬉しかったです!!

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