名句うがち読み 第一回 夏井いつき組長

2016.08.01.Mon.04:12

ががんぼを払いBAR姉妹は開店 夏井いつき

角川「俳句」平成28年8月号 「麦秋」より



季語は「ががんぼ」(夏) 大型の蚊だが人に危害は加えない。家庭では部屋で跳ねていても見逃すだろうが、客商売ともなるとそうもいかない。だが殺さずに「払う」ところに「BAR姉妹」の人間味がある。このBAR、おそらくは温泉町の場末にあるのだろう。こまどり姉妹のような店主が現れるのも考えたが、私の独断ではオカマBAR。血縁は分からないがオカマの「姉妹」が切り盛りしている。物珍しさに入った温泉客は、田舎のオカマ達のムードに違和感を覚え圧倒されつつも何故かここが気に入って、温泉に来るたびに来店してしまう。噂が噂を呼んで、ちょっとした名所なのだ。
「ががんぼ」と「BAR姉妹」の一見?な取り合わせが実に良い相乗効果を生んでいる。

お気に入りの句ゆえ記念すべき最初の「名句うがち読み」の贄とする。
組長、お許し下さいね。

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