第15回高校生以外のための俳句甲子園(まる裏)

2017.01.11.Wed.03:54

成り行きで初の松山行きを決意して、大会直前にあるきしちはるさん、谷口詠美さんとチーム「ダイオウイカ」を結成(3人一組) ところが詠美さんがインフルエンザに倒れ、急遽ウェンズデー正人さんに助っ人を頼むことに。
波乱の幕開けでした。
自句中心に振り返ります。

[予選]お題「宝」

手足なき地球従へ宝船

どよめきが起きる難解さ。それでも五分で一句作らねばなりません。
三句ほど浮かびましたが、前日の夜有志で行った袋回しで出来たフレーズを採用しました。9点、まあまあで3人の合計点2位で本戦進出!食事もろくに取れず本戦の題詠を三十分でこなしました。


[本戦]


準々決勝「埋火」

くしやくしやの春画一枚埋火よ

これは用意なしに考えた句ですが、炉端というとなぜか春画を思い浮かべる私。
自分では類想です。

準決勝「梟」

梟の森に銀枝の伸ぶるまで


これも用意無しに考えた句。夏井組長には採って頂けませんでしたが、銀枝(ぎんし)は霧氷や樹氷をイメージしたつもりです。




決勝「雪」

始祖鳥の影ごと石となり深雪


毎年決勝のお題はこれなので、ダメ元で考えておいたものです。袋回しでも好評だったので自信はある程度ありました。打ち上げの際組長や五十嵐先生にも褒めて頂き身に余る光栄でした。




他の二人のようにディベートには貢献できませんでしたが三句とも一応勝ったのでチームに貢献できたかなと思ってます。前日の夜袋回しを共にしためろさん、クズウさん、更紗さん、関屋さん、さなさん、はまゆうさん、ももさん、そして紗耶さんのおかげの優勝です。多謝!
(ちなみに雑詠を三十句ほど準備して臨みました。)

FBなどで応援して下さった皆様もありがとうございます!
そして何よりちはるさん、正人くん、非力な私を引っ張ってくれて感謝感激!

戦って下さったチームの方もフェアプレイで嬉しかったです。

チャンヒさんに頂いた優勝句俳画…




ありがとうございます!


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「歳旦三物」詠んでみました!

2017.01.03.Tue.01:59

歳旦三物(さいたんみつもの)は元日に詠む祝賀の句。最初の575を「発句」、次の77を「脇」、最後の575を「第三」と呼びます。ツイッターで皆様詠んでいらっしゃるので、私も即興で作ってみました。



ルールは
「発句」①新年の季語を入れる。②切れ字を入れる。(とりあえず「や」「かな」「けり」でOK!)
「脇」 ①新年の季語を入れる。②体言止めで終える。
「第三」①春の季語を入れる、または無季にする。 ②「て」「に」「にて」「らん」「もなし」のいずれかで終える。

「発句」と「脇」は関連性があるものを、「第三」は程よく飛躍すると良いらしいです。
以上、WEBと辞書で調べたものを要約!もっと詳しく知りたい方はググってね(笑)
ツイッターで「#3mono」を検索すると皆様の秀句が鑑賞できますよ!
もう三が日も終わりですが、皆様ぜひ歳旦三物を詠んでみませんか?


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付記:2017年歳旦三物まとめサイトはこちらです!

新年のご挨拶

2017.01.01.Sun.04:04

喪中で新年のお祝いが出来ないのですが、読者の皆様におかれましては、幸多い年を迎えられることを祈念致します。こんな私ではありますが本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。




2016年自選五句

[春]父子ともに握り箸なり夕蛙
[春]春愁自転の下手な星にゐる
[夏]愛しく食ぶ雪晒てふ名の鮓を
[秋]星の降り胡麻畑熟れ激戦地
[冬]薔薇の毛布や佳き死へと転院す



2017年の目標
・俳句ポスト365、一句一遊の天 (もう一度欲しい)
・NHK俳句入選 (これももう一度)
・角川「平成俳壇」での推薦または秀逸(まず佳作常連に…)
・結社に入る
・雑詠力強化
何よりも健康に留意。


こんな本も買ってみたし無理せず全力で頑張ります。





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名句うがち読み 第13回 川崎展宏

2016.12.29.Thu.01:34



おでん酒百年もつかこの世紀

『冬』平成15年より

世界規模で激震の走った一年であり、掲句が浮かんだ。
大衆酒場で旨いおでんをつつきながら酒を飲む。独りか、気心の知れた仲間と一緒か。卑近な話で盛り上がるなか作者は心から離れない、だが口にすれば酒も不味くなり場も白ける人類の重大問題を憂いている。誰にも言わずしみじみと世界と人間の行方に思いを馳せる。
人類滅亡の危機は昨今至るところにあるが、作者の抱く最悪のストーリーは地球の気候変動であろう。温暖化現象により歳時記が機能しなくなりつつあるこの頃である。虚子を再評価し花鳥諷詠の重要性を説いた作者としては豊かな季語が無効化してゆくのが何よりも滅びの予兆であり進行だったのではないか?〈あらぬ方へ手毬のそれし地球かな〉といった警句も残している。

他に作者の句として

「大和」よりヨモツヒラサカスミレサク
二人してしづかに泉にごしけり
炭の塵きらきら上がる炭を挽く
冬と云ふ口笛吹くやうにフユ


など。

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*写真素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんより画像を頂きました。


俳句ポスト365「毛布」

2016.12.24.Sat.01:21

俳句ポスト365「毛布」地選




香野さとみさんから素晴らしい鑑賞文を頂きました!

佳き死とは、病に苦しむ人の生を真摯に願い、労り、憤り、自身も深く苦しんだ人にしか思いつけない言葉だ。ホスピスへ転院する大切な人を薔薇柄の毛布で包む時、作者はきっと微笑んでいる。大輪の薔薇が沢山咲く暖かな暖かな毛布だ。



ありがとうございます!!
いいねを下さった方、感想を下さった方、自らの体験を打ち明けて下さった方皆様にも只々感謝です。
私は伯父の看取りという重い体験をこの句作で昇華はできましたが「佳き死」はとても難しいテーマで、未だに悩み考え続けております。


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