「歳旦三物」詠んでみました!

2017.01.03.Tue.01:59

歳旦三物(さいたんみつもの)は元日に詠む祝賀の句。最初の575を「発句」、次の77を「脇」、最後の575を「第三」と呼びます。ツイッターで皆様詠んでいらっしゃるので、私も即興で作ってみました。



ルールは
「発句」①新年の季語を入れる。②切れ字を入れる。(とりあえず「や」「かな」「けり」でOK!)
「脇」 ①新年の季語を入れる。②体言止めで終える。
「第三」①春の季語を入れる、または無季にする。 ②「て」「に」「にて」「らん」「もなし」のいずれかで終える。

「発句」と「脇」は関連性があるものを、「第三」は程よく飛躍すると良いらしいです。
以上、WEBと辞書で調べたものを要約!もっと詳しく知りたい方はググってね(笑)
ツイッターで「#3mono」を検索すると皆様の秀句が鑑賞できますよ!
もう三が日も終わりですが、皆様ぜひ歳旦三物を詠んでみませんか?


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付記:2017年歳旦三物まとめサイトはこちらです!

新年のご挨拶

2017.01.01.Sun.04:04

喪中で新年のお祝いが出来ないのですが、読者の皆様におかれましては、幸多い年を迎えられることを祈念致します。こんな私ではありますが本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。




2016年自選五句

[春]父子ともに握り箸なり夕蛙
[春]春愁自転の下手な星にゐる
[夏]愛しく食ぶ雪晒てふ名の鮓を
[秋]星の降り胡麻畑熟れ激戦地
[冬]薔薇の毛布や佳き死へと転院す



2017年の目標
・俳句ポスト365、一句一遊の天 (もう一度欲しい)
・NHK俳句入選 (これももう一度)
・角川「平成俳壇」での推薦または秀逸(まず佳作常連に…)
・結社に入る
・雑詠力強化
何よりも健康に留意。


こんな本も買ってみたし無理せず全力で頑張ります。





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名句うがち読み 第13回 川崎展宏

2016.12.29.Thu.01:34



おでん酒百年もつかこの世紀

『冬』平成15年より

世界規模で激震の走った一年であり、掲句が浮かんだ。
大衆酒場で旨いおでんをつつきながら酒を飲む。独りか、気心の知れた仲間と一緒か。卑近な話で盛り上がるなか作者は心から離れない、だが口にすれば酒も不味くなり場も白ける人類の重大問題を憂いている。誰にも言わずしみじみと世界と人間の行方に思いを馳せる。
人類滅亡の危機は昨今至るところにあるが、作者の抱く最悪のストーリーは地球の気候変動であろう。温暖化現象により歳時記が機能しなくなりつつあるこの頃である。虚子を再評価し花鳥諷詠の重要性を説いた作者としては豊かな季語が無効化してゆくのが何よりも滅びの予兆であり進行だったのではないか?〈あらぬ方へ手毬のそれし地球かな〉といった警句も残している。

他に作者の句として

「大和」よりヨモツヒラサカスミレサク
二人してしづかに泉にごしけり
炭の塵きらきら上がる炭を挽く
冬と云ふ口笛吹くやうにフユ


など。

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*写真素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんより画像を頂きました。


俳句ポスト365「毛布」

2016.12.24.Sat.01:21

俳句ポスト365「毛布」地選




香野さとみさんから素晴らしい鑑賞文を頂きました!

佳き死とは、病に苦しむ人の生を真摯に願い、労り、憤り、自身も深く苦しんだ人にしか思いつけない言葉だ。ホスピスへ転院する大切な人を薔薇柄の毛布で包む時、作者はきっと微笑んでいる。大輪の薔薇が沢山咲く暖かな暖かな毛布だ。



ありがとうございます!!
いいねを下さった方、感想を下さった方、自らの体験を打ち明けて下さった方皆様にも只々感謝です。
私は伯父の看取りという重い体験をこの句作で昇華はできましたが「佳き死」はとても難しいテーマで、未だに悩み考え続けております。


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名句うがち読み 第12回 大塚迷路

2016.12.23.Fri.01:21

今更だがそれは国宝だぞ毛虫

『誰か居る』平成28年より


通常国宝たる絵画は様々な手段で守られているものだが、その間隙をぬった毛虫がいた。「今更だが」ということは既に貴重な絵の一部を喰ってしまった後であろう。作者はその顛末を見届けてツッコミを入れる。
毛虫は夏の季語。口語での語りかけの手法に、やれやれという嘆息と同時に重罪を犯してしまった毛虫への憐憫を感じる。国宝とは人が決めたものに過ぎず、毛虫にはあくまでも食物。人の価値観で毛虫に罰を下すことへの皮肉さえ込められているかもしれない。
果たして虫食いの国宝はどうなるのか、作者は毛虫をどうするのか、良い意味で無責任に読者の想像に委ねられている。
他に作者の句として

着水の水鳥水を疑わず
空蝉の見つめる蝉の七日間
向日葵に喰い込む弾や誰か居る
秋雲は秋雲にしかぶつからず


など。

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